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ドッグライフカウンセラー実力向上セミナー ☆その2☆ [ひとりごと]

獣医師の石丸昌子先生のお話の後は、

社会動物環境整備協会(SES)代表の三浦健太先生のお話。

被災したわんちゃんを多く見てきた三浦代表のお話はとてもためになるものでした。

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愛犬が行方不明になってしまったときのために写真はとても役に立つちます。

飼い主さんとしては我が子がキレイに撮れた顔のアップを選んでしまうこともありますが、

これでは似たような子がいっぱいいたりして、非常に区別がつきにくかったりします。

さて、他人にも発見してもらえるような写真とは?

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よく見る全身写真。

でも、さらに一工夫してあると発見率が上がります。

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それは愛犬の大きさが分かるように物を入れること。

ペットボトルでも自転車でも、なんでもいいので大きさがイメージしやすいものを。

写真上は人間の足が入っているので、まろの大きさが分かりやすいと思います。


例えば、「シバ オス 3歳 12キロ」などと書かれていても、

12キロをイメージするより、画像の方が分かりやすいと聞き納得。


まろも「シバくらいかと思ってたけど小柄なんですね。」とか、

「ミニピンみたいな見た目だからこんなに大きいと思わなかった。」

とか言われることもあります。


そして、普段から愛犬の特徴を見つけておくのも大切です。

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まろは首の後ろにあるツキノワグマみたいな模様が特徴。

他のバセンジーとの区別になります。


まろを全く知らない人に「まろってどんな犬?」って聞かれたとき、私はたいてい

「耳がピンとしてて、しっぽがくるんと巻いてて、

黒いミニピンみたいな色だけど、手足やしっぽの先は白。」と答えるのですが、

普段からどう説明したら通じるか考えておくのも大切だと思います。


また、首輪に迷子札や鑑札をつけている方も多いと思うのですが、

(実は鑑札をつけることは狂犬病予防法で定められています。)

首輪を外して逃げている子が多いので、マイクロチップが有効だとか。


そして普段からしつけをしておくこと。

おすわりやふせなどの訓練ではなく、

飼い主さんが離れても吠えないことと、他人が触っても平気なように練習しておきましょう。


避難生活が長引くとみんなイライラしてきます。

そこで犬の鳴き声がすると、その場にいられなくなってしまいます。

鳴くことが理由で避難所の裏庭につないでいて、イラついた人に暴力を受け、

人間不信になり、飼い主さんにもかむようになり、一緒に暮らせなくなってしまい、

かみぐせがひどくて里親に出せず、施設で矯正中のわんちゃんもいるのだとか。


誰が触っても平気な子に育てることは、獣医師に診察や治療をしてもらいやすくなるので、

結果的にその子を守ることになります。

意外にも獣医さんの中には犬が怖い人もいて、うなったり、かんだりすると、

後回しにされてしまうことも。

また、保定した状態で治療ができないような状態なら全身麻酔のリスクもあります。


愛犬と避難するときには普段食べているフードを非常用袋に入れておくこと。

そして、フードが完全になくなる前に、早めに避難所で次のフードをもらってください。

普段食べているメーカーのものがあるとは限りません。

いきなりフードを変えると消化不良をおこしやすいので、

普段のものと、初めてのものを混ぜてあげるといいそうです。


阪神大震災のときと比べ、東日本大震災では、ドッグフードも比較的早く手に入ったそうです。

手に入りにくかったのは消臭剤やウンチ袋。

メーカー等から支援物資として届いているのに、

仕分けする人が、犬の飼い主がウンチ袋を必要としていることを知らず、

ただのゴミ袋だと思っていたりすることもあるようです。

動物専門のオペレーターの必要性も知りました。


犬は地震を怖がります。

震災後、人の足元から離れなくなったり、地震の前に察知して吠えたり、

震えがとまらなくなったり・・・。

でも、この場合は、たとえ吠えても叱らず、抱きしめてあげてください。

その方が、抱き癖がついてもトラウマにはならないそうです。


地震大国日本で犬と暮らしていくうえで、ぜひご参考に。
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マルベリー 店舗

今日は~^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
by マルベリー 店舗 (2013-06-29 04:40) 

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